Web Liner Notes
プロデューサーノート
Produce & Arrangement / 中島教秀
高田英子は「雰囲気」のある歌手である。もちろんすべての老若男女、全ての人類何らかの雰囲気を持っているのだが、この場合の「雰囲気」というのは、音楽をする場合の、つまりステージに立って人前で歌う時に出てくる、独特のオーラの事を指す。歌手にも明るい人、暗い人、脳天気な人、理屈っぽい人など様々な人がいるのだが、「雰囲気」を持っている、というのは意外と少ないものだ。それは努力して得られるタイプの才能ではない。
今回のCDでは高田英子のそのような「雰囲気」をダイレクトに伝える事を主旨とした。そのために全ての曲に独自のアレンジを施し、アレンジの際には高田英子の声が私の頭の中に響いて、その曲と合致するまで練り上げたつもりである。もちろん、アレンジが原曲の素晴らしさを損なって「別の曲」になってしまわないよう、最大限の注意を払った。
今回録音にあたって集まってくれたミュージシャンは、有能で、歌の伴奏に長けていて、私の意図通りに演奏出来る完璧な人材ばかりである。スタジオでの録音は、適度の緊張と、明るいリラクゼーションが入り混じるなかで行われ、その演奏はまるで馴染みのライブハウスで演奏されるような、生命力溢れたものとなったと自負している。しかも、そこは高田英子の歌と同じように、「愛」に溢れた現場であったのは紛れもない事実なのである。良い音楽が生まれる瞬間を記録出来て大変満足している。 感謝
キュートでシャイな大人たちに贈る、とびきりかっこいい「ラブ・ジャズ」
Share Your Favorite Things With Your Favorite People / 高田英子
大好きなことを大好きな人たちとシェアできることは、とんでもない幸せである。
レコーディングエンジニアの万波さんに私が頼んだことはたったのひとつだけで、つくりたいのは私の歌のCDでなく、この大好きなミュージシャンたちの、とびきりかっこいい、すこぶるお洒落な、どうしようもないくらい大人な、そのスイートでトリッキーなサウンドを楽しんでいる私という、「ライブ感」のあるCDをつくりたいということだった。実際、ライブな録音であったし、彼は、こんな分かりにくい歌手のCDのニュアンスをすぐにキャッチしてくれ、できあがったのはリスナーが私と一緒にそれぞれのミュージシャンの演奏をたっぷりと楽しんでもらえるというワクワクしたものになった。
CDをつくるというのは、歌手を始めてまだキャリアのない私にとって無謀だったかもしれないけど、教秀さんと多分ラグタイム大阪のライブ帰りあたりにいつもながら色々勉強になる話を聞いていて・・・多分録音したら上手くなるっていうフレーズなんかにかなりつられて、結局、とうとう、つくってしまった。
誰にも言わずに即日、自分で後先考えずに決断しちゃうのは、私の悪いところかもしれないけど、たまには(最終的には)当たりになることもある。
理由を聞かれると、自分のかたちが欲しかったとかこたえてはみるけれど、きっと、単にCDっていう、かっこいいアートな作品をつくりたかったっていうそれだけの理由だったのかもしれない。かっこいいことはやってみたいじゃない?
でも、決めたとたん、そこには堀さんがいて、もちろん、教秀さんがいて、ラリーがいて、そして宮さんが天から降りてくる・・・・・そんな映像と彼らの音が流れてきた。Dreams Come True。私のイメージは頭に広がり、そして教秀さんのアレンジはそのとおりになっていた。
レコーディングは、まるで運動会みたいだった。
とにかく、笑いと愛のオーラが満ちていて、いっぱい声援をもらって、私がゴールにつくまで、みんな小学6年生みたいな笑顔と真剣さで見守ってくれた。
まだ、こんなに愛をもらえるんだって、これからも生きることがまた楽しくなってしまった。
高田英子「Old Devil Moon」は、現在メールにてご注文をいただきました方から順次発送させていただいております。もちろんライブ会場でも販売いたします。
ご注文は、order@hideko-jazz.com へ 枚数と発送先をメールしてください。3月11日より、Amazon、HMV、タワーレコード、山野楽器等のCDショップでラッツパック・レコードより販売されます。販売店でご予約可能。またiTunesでの配信は既にスタートしています。詳細は後日こちらのHPでお知らせ致します。

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